| シリコンやウレタンを使ったコーティングを”ハード系コーティング”と言います。中にはチタンやセラミック成分が混入されている硬質なコーティングもあります。施工は建築会社、リフォーム会社が主に扱っており、また、業販のものを使用せず、独自で開発したものをフランチャイズ(FC)で使用するところもあります。以前はトルエン・キシレンと言った有機溶剤成分が混入されているコート剤もありましたが、近年は改定建築基準法に適合する物や危険物質を排除したものも出回ってきました。
このコーティングの特徴は、何と言っても耐久性の良さでしょう。耐水性はもちろん、除光液などの薬液にも強い硬質な皮膜が作られることです。あと、一度施工すると5年から10年以上、メンテナンスは不要のものが多いです。耐久性が良い分、お値段の方も比較的高めになっています。こちらは一度施工すると剥離が出来ません。万が一、ヒビ割れや亀裂が入った場合、部分補修は不可能か、出来たとしても先の施工と色調が合わず美観的に見苦しくなることもあります。
また、物件引渡し時に既にフローリングにワックスが塗ってある場合は、必ず事前に剥離を行わなければなりません。ワックスが塗ってあるフローリングに施工しても、ワックス成分のせいでコーティング剤を弾いてしまい塗れないばかりか、本来の性能を発揮できないのです。ハードコーティングを依頼していたが、現地で確認した所、既にワックスが塗ってあったため施工が出来ず業者がキャンセルして帰ってしまったという事例もよく聞きます。
費用的にも、もともと高額になりがちなハードコーティング施工代金のほかに剥離代金が加算される場合がほとんどですので、予算を組む際にはあらかじめ考慮しておかなければなりません。
ウィークポイントとしては、その長期な耐久性と引き換えに、剥離が出来ませんので、経年と共に付いてしまう傷やシミ等の補修が簡単には出来ないことでしょうか。
最近当社にご相談いただいたお客様で、「ハード系コーティングを実施したが、1〜2ヶ月で剥離現象を起こし、業者に申し出たところ、ハードコーティングは塗装のため、部分補修は不可能と言われた」という事例もありました。某マンション情報系掲示板でも、このような現象の対処法について取り上げられていました。
こちらのコーティングは、”フローリングに塗装”をすると理解すればいいでしょう。
◎まとめ:ハード系コーティングは長期間耐久の塗装系コート。一度施工すると剥離や部分補修は美麗には出来ない。また、現在ワックスが塗ってある場合は、必ず事前に剥離が必要。耐久性はあるがお値段はやや高め。 |