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| ■ まずはフローリングを知りましょう |
| 近年の住宅の床は、主にフローリングが使われています。フローリングはカーペットや畳と違い、ダニやカビの発生を抑えられ、日常のお掃除も楽なので好んで使われています。主に合板製が多いのですが、他にムク材やコフロアコーティングやワックスが要らないUVコート加工されたものがあります。ムク材は自然素材でいいのですが、反りやすいのが難点です。表面加工をすれば、フロアーコーティングが可能な材質のものもあります。 |
| では、フローリングはどのような構造になっているのでしょうか。昔のフローリングは【単層フローリング】と呼ばれ、それこそ1枚物の板なのでとても丈夫でしたが、最近のフローリングは、厚さが約1センチ程度、幅が約30センチの合板(コンパネとも言う)の上に、約1ミリ弱にスライスした天然銘木を張りつけた物(ツキ板と言う)が主流となっており、これを【複合フローリング】といいます。合板とは、木材をごく薄くスライスしたベニヤ板の木目が直接交わるように接着剤で張り合わせて厚くした板のことをいい、主にブナ、タモ、ナラ、スギなどが使われています。 |
| フローリングの工法は色々あるのですが、一般的に床組みの中で床板を受ける根太ねだと読み、上に構造用合板を張り、それからフローリングを張ります。根太と根太の間に断熱材が入ります。構造用合板を2枚にして合計3枚張りにしたり、合板の厚みを厚くして2枚張りにする場合など物件により色々なケースがあります。最近は根太のしなりによる床鳴りを避けるための特殊な工法も存在します(→詳しくは施主に確認してみてください) |
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| ■ フローリングのウィークポイント! |
| 見た目が美しいフローリング。そんなフローリングですが、実はとても水分に弱いのです。先にフローリングの構造をお話しましたが、厚さが約1センチ程度、幅が約30センチの合板が組み合わさって床に張られています。本来、フロアーコーティングの目的は、その薄くて弱いツキ板を守るために行なうのです。また、フローリング床をよ〜く見てみてください。必ずどこかにつなぎ目があるはずです。日常のお掃除で雑巾やモップで水拭きして、そこから水分が入ってしまうと表面のツキ板が剥がれたり、床材が変形したりして歩くとギシギシ聞き苦しい音が出る床鳴りの原因になってしまうことがあるのです。 |
| だから表面にフロアーコーティングやワックス掛けなど、何も施さないフローリング床は、水拭きをしてはいけないのです。水拭きすると性能が落ちてしまいます。 |
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| ■ フローリングのお手入れ |
| いつもきれいなフローリングを保つためには、日常のお掃除と定期的なフロアーコーティング:ワックス掛けが必要です。日常のお掃除は、まず大きなホコリやゴミを掃除機で吸い取ります。この時、掃除機をゴロゴロ引きずると、フローリング表面に傷が付きやすいのでお気をつけください。その後、乾拭きの雑巾で拭き上げます。最近はフローリング用のドライシートが発売されているので、それを利用する方が簡単かもしれませんね。また、乾拭きで汚れが落ちず、水拭きする必要がある時は、よく絞った(充分に固く絞ってください)雑巾で拭き取り、その後、必ず乾拭きして水分をふき取るようにしてください。残った水分が表面の劣化を進めてしまったり、傷めてしまうことがあります。 |
| また、ワックスやフロアーコーティングした床は、化学モップでのお手入れは止めた方が良いと思います。それは化学モップにはホコリを吸着させるための鉱物油や表面を洗浄するための界面活性剤が入っており、化学モップを使うことにより、滑りやすい床になり危険になることがあります。ご注意下さい。 |
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| ■ ワックス・フロアーコーティングの種類 |
| ワックスには色々な種類があります。昔からある蝋(ロウ)が主成分のいわゆる水性ワックス、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、ウレタン塗装、シリコン塗装など。一般的な価格と耐久性は前者の方が安く耐久性が弱く、後者になるほど高価で長持ちします。便宜上、水性ワックスやアクリル樹脂を単にワックス、ウレタン系やシリコン系をフロアーコーティングと呼ぶこともあります。床を保護するといった意味合いでは、ワックスでもフロアーコーティングでも呼び名が違っても同じ意味合いになりますね。最近は”フロアーコーティング”と聞くと「高価」で「怪しい物」だと思われる方もいらっしゃるようで、それに携わるものとしては少々寂しく思ったりします。 |
| 塗り方ですが、水性ワックスやアクリル樹脂は比較的簡単に塗ることが出来ますが、ウレタンやシリコンなどは一般のワックスより有効成分が高い高濃度仕様が多いため、床に塗る際のモップさばきが重く、塗り方によってはムラになったりスジが出たりしてしまうため、塗るのにコツや専門の技術が必要です。もちろん美麗に仕上げるには、それなりの専用の道具も必要です。そのため一般の方には少々難しいかと思います。高耐久のウレタンやシリコンのフロアーコーティングは、ワックス掛けの期間を長く出来るという利点がありますから、希望される場合はプロに任せた方がきれいに仕上がると思います。 |
| ※次のページにフロアーコーティングの詳しい種類をご説明しています |
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| ■ ワックス掛けの方法 |
| ワックスを塗るタイミングとしては、3〜4ヶ月に1度の割合でいいと思います。正直申し上げて、それ以上は塗りすぎです。中には「光沢が落ちるたびにフローリングにワックスを塗る方」がいらっしゃいますが、それは大きな間違いです。光沢が落ちたように見えるのは、日常生活で起こる自然劣化や歩行の際のスリ傷、換気の際に風と共に入り込んだ砂などによりフローリングの表面に細かな傷が入り、外光などからの光線の反射が悪くなっただけです。実際は光沢が落ちても、保護膜はかなり残っているケースが多々あります。ワックスの厚塗りだけは気をつけてください。 |
| では、続いてご自分でワックス掛けをする場合について。フローリングにワックスを塗る効果は、表面に保護皮膜を作り、余計な水分の浸入や汚れによる劣化を防ぎます。一般の方が入手しやすいワックスとして、一般的な蝋(ロウ)が使われる水性ワックスと、樹脂が主成分の樹脂ワックスがあります。水性ワックスは比較的値段が安く塗りやすいのですが効果が薄く、成分のロウのせいで滑りやすいフローリング床になってしまうので、なるべく避け、樹脂ワックスを塗るようにしてください。 |
| モップや雑巾に適量付けてワックスをフローリングに塗ります。ハンディモップという小さくて手に持って塗れる道具も発売されていますからそれを利用するのもいいですね。どうせならばホームセンターなどで手に入るフロアーコーティングモップを1本持っていてもいいでしょう。プロの仕事もそうですが、道具によって仕上がりが左右することもあります。ここで気をつけていただきたいのが、ワックスを塗る際、必要以上に多量に塗らないようにしてください。皮膜の劣化や黄化現象(成分の樹脂が黄色っぽく変色してしまう現象)やフローリング表面の変色を起こす原因になることがあります。 |
| また、極端に気温が低い日(日中で5℃以下)や、逆に気温の高い日などにワックス塗りをするのは止めたほうがいいです。気温の低い日は乾燥が悪く床とフローリングの密着不良を起こして剥がれやすくなります。また、気温の高い日は、ワックスを塗った途端に乾燥が始まりますので、良い仕上がりになりません。この時、ワックスを床に撒いて作業するのは止めてください。気温の高い日はフローリングも熱を持っていますので、ワックスを床に撒いて作業すると、撒いたワックスがフローリング表面にシミとして残ってしまう恐れがあります。 |
| あと、大事なお手入れとして数年に1度は、剥離してあげてください。剥離(はくり)とは、塗ってあるワックスを一度きれいに剥がすことを言います。剥離でフローリングの地を一度出して表面を洗ってあげて、もう一度新たにワックスを塗るといいですね。 |
| なぜ剥離が必要なのか。フローリングへのワックス掛けをよく女性のお化粧に例えてお話しすることがあります。普段のお手入れをお化粧直し、剥離をクレンジングと例えると判りやすいかと思います。既にお化粧している上から更にファンデーションを重ね塗りする方はいらっしゃらないかと思います。つまり剥離をせず、ワックスを長期間多層塗りするという事は、百害あって一利なしという事なのです。 |
| ご自分で剥離をされる場合は、中性タイプの剥離剤を使ってください。他に弱アルカリ性タイプのものもあり、こちらの方が洗剤成分が強く古いワックスが早く剥がれるのですが、フローリングへの負担を考えると、やはり中性タイプをおすすめします。 |
| 剥離の作業はワックスを塗るより重労働です。作業に掛かる手間も、塗る作業より2〜3倍かかります。中途半端に手をつけると逆に見苦しい状況を作ってしまうことになるので、数日に分けたり、お部屋ごとなど計画的に行う方がいいですね。また、プロに任せてしまう方がよいかもしれません。 |
| フローリングは生き物です。もちろん呼吸もしています。どうぞ大事に使ってあげてください。 |
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| ■ ワックス塗布と剥離の期間が延ばせます |
| 当社で行っているコーティング・フロアーコーティング〔フロアプロテクト〕の主成分は水性ウレタン樹脂です。ウレタン樹脂は、耐水性や耐熱性、そして耐摩耗性が高いのが特徴です。市販のワックスより高濃度で有効成分が高いため、一般の樹脂ワックスを3回塗って、やっとウレタン樹脂の1回塗りと同じ保護膜の厚さになります。ということは、床保護性能が高くなり、日ごろのワックス掛けが不要、剥離までの期間が延ばせ、ワックス掛け・剥離の回数を減らせるので、結果、フローリングへの負担が減り、床材も長持ちするというわけです。 |
| 床保護のためのコーティングをお選びの際は、当社のフロアーコーティング〔フロアプロテクト〕もご検討の中に入れていただけると幸いです。 |
| いわゆるシリコン系やなどのハード系塗装コーティングは当社では扱って居りませんので、予めご了承下さい。あれは建築会社やフランチャイズの会社が独自で扱っていると思います。塗装系フロアーコーティングは強いですが、一度剥がれると補修が利きません。 |
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